◎内容
・数字や五十音を順番につないでいくシンプルな注意課題です
・標準化された検査として使用されている「Trail Making Test(TMT)」を参考にしています
・数字のみ・仮名のみ・数字と仮名を交互につなぐ課題の3タイプを用意しており、レベルに合わせて取り組めます

実際にTMTの評価をする前に、スクリーニング的に使ったり検査の教示が理解ができているか確かめるために使用することも多いよ!特にTMT-Bは患者さまがしっかり理解できてから行わないと評価の信頼性が下がってしまうので、ぜひこのプリントを活用してね!
プリントはこちらから↓
数字のみ(TMT-Aと類似)
ひらがなのみ
数字・ひらがな混合(TMT-Bと類似)
◎目的
・注意機能の維持・改善を図る
・ワーキングメモリーや処理速度の向上を図る
・認知症の方のアクティビティや柔軟な思考の訓練として
・実際のTMT検査の前のデモンストレーションや課題理解の確認として
・TMTでは難易度が高い方への評価・訓練などの課題として
◎対象
・高次脳機能障害(注意障害・遂行機能障害など)のある方
・認知症初期〜中期の方(難易度を調整して使用可)
・既存のTMTは難しいけど、TMTのような課題に取り組みたい・今後TMTが出来るようになりたい、という方
◎具体的な使用方法(一例ですので状況に応じて変更してください)
①プリントを提示し、課題理解(特に数字仮名混合)ができているか確認する(※理解が難しい場合は始めの数個をデモして見せる)
②始めの位置を確認し、開始する(※制限時間は設けないが、所要時間を記録すると進歩が確認できて良い)
③順番に次の文字を探し、線でつないでいく
④必要に応じて声掛けや修正促しなど
◎難易度調整
・レベルに合わせたプリントを使用し、難易度に配慮する
◎応用編
・慣れてきたらタイムアタック方式にして、繰り返し記録をとって経過を確認していくのも良い
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