語想起課題(テーマ)

失語症課題

◎内容

・「果物の名前」「[あ]のつく言葉」など、特定のテーマに沿って思いつく単語を想起していく課題です

・プリントに直接記入する形式で行えます

・言語機能や発想の柔軟性を鍛えると同時に、楽しみながら脳を刺激できるトレーニングです

・テーマを介助者が自由に作成・記入出来ます

・想起する語彙数を指定した箇条書きバージョンと、まっさらの空欄バージョンがあります

想起した語彙の中から指定の語を覚え再生する、記憶訓練(別プリントあり)にも応用できます

プリントはこちらから↓

箇条書きは10語分なので、「数語しか想起が難しい方」or「10語以上容易に想起ができる方」には箇条書き無し版がオススメです!

◎目的

・語想起能力の維持・改善を図る

・語想起と合わせて、文字想起など書字の訓練として

・発想の広がりや創造性を刺激し、認知症予防につなげる

◎対象

・ある程度の語列挙が可能な比較的軽度の失語症の方(※方法によっては軽度でなくても使用可能)

・認知症などを含めた非失語性の言語機能低下の場合でも使用可能

・アクティビティやレクリエーション等として言語に関連する脳トレが行いたい方

・個別リハ以外にも集団での使用も

◎具体的な使用方法(一例ですので状況に応じて変更してください)

①プリントに記載されたテーマを確認します。

②思いつく単語をできるだけたくさん書き出していきます。(※状況に応じて書字ではなく口頭で行ってもOK)

③時間制限はありませんが、「1分間で何個書けるか」に挑戦するタイムアタック形式にするのも効果的です。

出てこなくても焦らせず、ゆっくり考える時間を大切にしましょう!

◎難易度調整

・書字が難しい場合は、口頭で答えを言ってもらい介助者が記入する形にしても構いません

・難しい場合はテーマを身近なものや種類の多いものにする

・景色やそれに関連する品物などを想像できるような声掛けをしてみる(※例:野菜の名前「スーパーには何がある?」「カレーに入れる野菜って?」等々)

・(狙いたい機能や目的が変わってきますが)絵カードなどを併用する

◎レベルアップ課題・応用編

・書き出した単語を使って短文作成を行う(例:「りんご」と「みかん」を使って文章を作る)

・グループで取り組み、発表し合うことで会話や交流のきっかけにしたり対決形式などで楽しむ

・書き出した数を毎回記録しておき、前回との比較をしてみる

・種類の少ないものや抽象的なものなどテーマの難易度を上げる

・想起した単語を覚えて、別の課題後に思い出す記憶再生課題にも(上記青ワク内にリンクあり)

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