◎内容
・左右の文字や記号を見比べて、線でつないでいく注意課題です
・シンプルな設計で、課題理解の難しい方や失語症の方にも使用していただきやすい内容です

難易度低めで、達成感・成功体験の得られやすい課題です!重度の注意障害や半側空間無視、難しい課題には拒否的な認知症の方にもよく行っているよ!
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◎目的
・注意力の向上を図る(選択性・方向性注意を中心に)
・半側空間無視の改善を図る
・高次脳機能障害以外の視覚的探索能力の向上にも
◎対象
・高次脳機能障害の方(主に注意障害・半側空間無視)
・失語症や文字理解が難しい方・認知症等で複雑な課題理解が難しい方の注意機能課題として
・既存の検査での評価が難しい患者さまの評価代わりや、評価前のデモ及びスクリーニング的な使用も可能
◎具体的な使用方法(一例ですので状況に応じて変更してください)
①プリントの左右の端に、ペアになる記号がランダムに並んでいることをよく説明する
②左右を見比べながら同じ記号を探し、ペアを線で結んでいく(※時間制限は設けないが、計っておくと処理速度の評価としても変化がわかりやすい)
③すべて結べたら、見落としや誤りがないかを確認する
◎難易度調整・ヒント案
・半側空間無視や方向性注意の影響がある場合、苦手な側の端にマーカーを引くなどが効果的
・「○○さんが苦手なのは左右どっちだった?」などの声掛けなども繰り返し併用し、見つからなかった時にはどうすればいいのか自覚できるよう促していく
◎レベルアップ課題・応用編・注意点など
・慣れてきた場合はタイムアタック制にして、敢えて速度を意識させながら実施しても良い
・集団レクなどでは競争形式にすることで、楽しみながら注意力を鍛えるアクティビティとしても
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