◎内容
・数字とひらがな1文字のペアがプリント内にバラバラに配置されており、数字の順にひらがなを並べて書いていくと、最後には意味のある文章が完成するTMTの応用編のような課題です。
・完成した文章は可能であれば漢字に直して書き直す練習も促しています。
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①~㊿までの数(今後は易しめも検討中です)
◎目的
・数字を追いながら文字を拾っていく作業を通して注意機能全般(持続・選択・分配・転換・同時注意等)の向上を図る。
・刺激の数が多めであり、難易度の高めの課題として集中力の向上を図る。
・完成した文章を音読・漢字に変換することで、読解力・書字能力の向上にも。
◎対象

比較的難易度高めの課題です。無理のない範囲で、患者さんの様子を見ながら進めましょう!
・高次脳機能障害により注意力が低下している方
・集中力が続きにくい方
・文章を読む/書く練習をしたい方
◎具体的な使用方法(一例ですので状況に応じて変更してください)
①プリントのルールをしっかり説明し理解できているか確認する。
②数字の順番に従って対応するひらがなを探し、以下の空欄に書き写す。
③文章が完成したら声に出して音読し、正しく意味が通じるか確認する。誤っている場合は修正を促す。
④可能であれば漢字に直して清書する。(※無くてもOK)
◎難易度調整
・数字の見落としがないように、指差しをしながら確認したり、見つけ終わった数字は斜線で抹消するなど工夫してもよい。
・焦らずゆっくり取り組み、途中で疲れた場合は休憩をはさむなど患者さまの様子を見ながら実施する。
・視力にも配慮し必要に応じて拡大コピーなどで対応する。
・数字探しが難しい場合はTMTの類似課題などシングルタスクの課題から練習する。
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