思い出ふりかえり課題(回想法)

認知症リハビリ課題

◎内容

・子どもの頃・学生時代・結婚や仕事など人生における様々なイベントについて質問し、自身の人生を振り返りながら年表や質問を埋めていくプリントです

・当時の出来事や気持ちを思い出しやすくなるよう工夫し作成しています

プリントはこちらから↓

◎目的(回想法とは?)

・回想法とは、昔の思い出を振り返りながら話したり書いたりすることで、心を穏やかにし、記憶やコミュニケーションを促す方法です。特に高齢者や認知症の方に用いられ、安心感を得たり、会話のきっかけをつくったりする目的で活用されます。

◎対象

・高齢者の方、特に認知症の方

・ご家族との会話のきっかけがほしい方

・デイサービスや病院などでグループ活動のアクティビティとして取り入れたい方

◎具体的な使用方法(一例ですので状況に応じて変更してください)

①年表穴埋め形式:生まれた年から順に「幼少期の思い出」「仕事について」「結婚について」などを書き込みます。

②一問一答形式:「家族について」「趣味や好きだったことについて」などの質問に自由に回答を書き込みます。

③書き終わった内容を見ながら、発表の場を設けたりスタッフへ詳細を説明するなどコミュニケーションのきっかけにし、思い出を振り返りながら会話を楽しみましょう。

◎注意点

・思い出の中には、つらい記憶がよみがえることもあります。無理に話させず安心できる内容を優先しましょう。

・書けない場合は、無理に記入せず「話すだけ」でもOK。

認知症の方はリハビリやプリントに対して拒否的な反応をされることもしばしば…。まずは課題にしばられずに信頼関係を築いて、患者さまのペースを尊重しながら楽しい雰囲気で進められるよう配慮しよう!

◎難易度調整・ヒント案

①難しい場合は、答えやすいように選択肢を用意するのも効果的です。

②体調や集中力に合わせて、無理のない範囲で行いましょう。

◎応用編

・写真アルバムや古い雑誌などを見ながら記入する。

・季節の行事に合わせてテーマを変える(例:お正月の思い出、夏祭りの思い出等)。

・グループで同じテーマについて話し合い、他者交流を促す。

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