今回は言葉がゆっくりなお子さんや、まだおしゃべりが少ない子でも
楽しみながら「ルールを守ること」や「感情コントロール」などの
ソーシャルスキルが身につく“アナログゲーム”を紹介します。
アナログゲームにはリハビリの要素がいっぱい!
わたしは言語リハビリの最後に、
頑張ったご褒美としてみんなで遊ぶ時間 を作っています。
とはいえ単なる遊びではなく、
- 順番を守る
- ルールを理解する
- 勝ち・負けの経験をする
- 気持ちを切り替える
- 家族や友達と一緒に楽しむ
といった ソーシャルスキルの練習に遊びはぴったり なんです。
今回紹介するゲームは実際の言語発達リハビリで大活躍のおもちゃばかり。
どれも幼稚園・保育園くらいの年齢で楽しめて、お話の得意な子はもちろん、
言葉の発達が気になる幼児さんや、勝ち負け・順番が苦手なお子さんを育てているご家庭におすすめの内容です。
家庭ではパパ・ママ・兄弟みんなで楽しめますよ^^
それでは早速紹介していきます!
初めての「ルールを守る」練習|スティッキー(3歳〜)
言葉がなくても楽しめる/小さい子でもすぐできる
棒を1本ずつ引き抜いていき、崩れたら負け…というシンプルな遊びです。
言葉が少ない子でも「引く・待つ・見る」だけで参加ができます。
リハビリでは3歳くらいからルールを守って遊ぶ練習をすることが多いので
その経験の第1歩としてこのゲームを使用しています。
また、赤・青・黄の色のインプット・アウトプットも自然としやすいため
言語訓練としても、遊びの中で自然とアプローチが可能です。
易しめなので、リハでも家庭でも最初の入門ゲームに。
小さな弟・妹さんとも一緒に楽しめますよ。
「負ける」経験を積むのに最適|黒ひげ危機一髪
色名・順番・勝ち負けの経験に/小さい子でも楽しめる
剣をさして黒ひげが飛び出したら…という誰でも知っているゲーム。
おうちのゲームでは、(特に御兄弟がいない子など)
”親がわざと負けて、子供を勝たせてあげる“という場面、ありませんか?
(親御さんの気持ち、よく分かります…!)
しかし、負けの経験がない子は、
実際に負けると怒ったり泣いたりしてしまうことも多いです。
そんなときはこの「黒ひげ危機一髪」が超オススメ!
これは勝ち負けが完全に運なので、
「子どもに負けの場面を経験させやすい」のがポイント。
負けても「運だし仕方ない」と受け入れやすく、
負けることが苦手な子の負け練習(笑)にピッタリです。
“飛んだら勝ち”ルール にすると、
1人が勝って、あとはみんな負けなので、
負けを受け入れにくい子でも不公平感が減らせます。
令和の子供でも大盛り上がりの鉄板アナログゲームです。
ちなみに、リハビリでやって家にも買いました!という子は、なぜかみんな5人一気に飛び出すタイプを買っています。子供に人気のようです。
他にもマリオやピカチュウなどもあるのでお好きなキャラクターを使うのも。

黒ひげは全世代、誰でもほんとに盛り上がるので、家庭でもリハビリでも持っておいて損なし!!!
言語訓練が苦手な子にも◎|どうぶつビンゴ
語彙が自然と増える/文字も併用
どうぶつカードを並べて行うビンゴゲーム。
文字が読めなくてもイラストで進められるので、言葉がゆっくりな子でも安心。
カードの呼名訓練などは拒否がちでも
このゲームだと積極的に名前を言ってくれるお子さんも多いです。
呼名が出来なくても
自然と正しい語を聞かせる機会になったり、復唱を促したり…。
遊びっぽいのに、しっかりした言語訓練ができます。
9マスなのでテンポよくすすめられ、
普通のビンゴカードとは違い、繰り返し使用できます。
山札にはひらがなもかいてあるので
自然とひらがなに触れ、読みの訓練にも。
はたらく車や食べ物など、興味があるイラストでの自作もおすすめです!

言える語と苦手な語を混ぜると嫌がらずに続けやすいよ!
注意力・集中力もアップ|ジェンガ
少し難易度高め/工夫すれば幼児でも楽しめる
こちらもよく知られている
ブロックを積み上げたタワーからブロックを抜き
上に積んでいくバランスゲームです。
積み木を積んでタワーを作る準備や
「どれなら抜けるかな?」と考える思考・実際の動作も含め
上の3つのおもちゃに比べるとやや難易度UPです。
でも工夫すれば年少さんからでも大丈夫!
- 抜いたブロックを上に戻さない
- 最初から低めのタワーでスタート
- 大人がサポートしてもOK
などの難易度調整で多くのお子さんに遊んでもらっています。
ドキドキハラハラ感が子供に大人気!
遊びながらソーシャルスキルだけでなく
手指の細かい動きなど巧緻性の訓練や
集中力・注意力もアップできちゃいます。
思考力・感情コントロールも育つ|クラッシュアイスゲーム
コミュニケーションだけでなく様々な機能アップに
土台にはめた氷のブロックをルーレットの指示に従って
トンカチで落としていくゲームです。
(年齢や発達段階によって、ルーレット無しでも。)
リハビリで使っている印象では
今回紹介する中では1番難易度が高いと感じます。
ジェンガ同様、自分で崩してしまうと
より「負け感」が強いゲームですが
ガシャーーン!と崩れる様子が子供達にはかえって人気で
「これがやりたい!」と希望するお子さんも。
細かい氷パーツをはめる準備や叩いて落とす動作には
手指の細かいコントロールや注意力が必要。
また、ルーレットの指示従うにはどうすればいいか考える思考・遂行力も使います。
ルールを理解して守ったり
勝ち負けを通して感情のコントロールをしたり
その場を共有して複数人で楽しんだりと
ソーシャルスキルの訓練としてもバッチリ。
リハビリ的要素もたっぷり入っています。
みんなで楽しめるゲームでソーシャルスキルを鍛えよう!
言葉がゆっくりなお子さんや、まだ表出が少ない子でも、
今回紹介したアナログゲームは、
「言葉の練習」や「ソーシャルスキルの獲得」を
遊びの中で、無理なく取り入れられます。
特に、次のようなお子さんにおすすめです。
- 言葉がゆっくりで、やりとりが苦手
- 順番待ちやルール理解が難しい
- 勝ち負けで感情が乱れやすい
- 訓練や課題ではやる気が下がってしまう
- 楽しみながら、自然に力を伸ばしていきたい
アナログゲームは
「やらされる練習」ではなく
「楽しい経験の中で、必要な力を育てられる」のが最大の魅力です。
ご家庭での遊びとしても、
言語訓練やリハビリ後のご褒美タイムとしても、
お子さんの様子に合わせて、ぜひ取り入れてみてくださいね。
※各ゲームの詳細や価格は、本文中のリンクから確認できます。



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