・絵を見てその内容を記憶し、絵を隠してから質問に答えたり、描かれていたものを思い出して答える課題です。
・視覚情報を一時的に保持し、必要な情報を想起する力を促します。
・記憶時間の長さ・質問内容・再想起までの時間を変えることで、難易度が調整しやすい課題です。
⇒使用時のポイント(難易度調整)はこちら
※本プリントでは、言語課題と同じ情景画を使用していますが、記憶機能へのアプローチを目的としています。
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目的
- 視覚性記憶の向上
- 注意機能や情報整理力へのアプローチ
- 単純な暗記だけでなく、「何を覚えるか」「どう覚えたか」を振り返ることで、記憶方略の獲得にもつながります
対象
・高次脳機能障害のある方(主に記憶、注意機能にも)
・認知機能低下予防を目的とした高齢者の方
具体的な使用方法(一例ですので状況に応じて変更してください)
①絵を提示し、内容をよく見て覚えてもらう。
②一定時間経過後、絵を隠す。
③絵について質問に答える、または自由想起で何が描いてあったか答える(口頭または記述でもOK)。
④必要に応じて、どのように覚えたかを振り返る。
使用時のポイント(難易度調整)
※患者さまの機能に合わせて以下の項目を調整することでより効果的に使用できます。
①記憶時間
筆者は20秒~1分くらいで実施することが多いですが、患者さまの集中力・注意力・記憶力に合わせて調整してください。
②質問内容
質問内容で難易度が大幅に変わります。レベルに合わせて調整してください。
難易度が高すぎて誤答が続き、失敗体験とならないよう、質問内容には十分配慮しましょう。
質問無しの自由想起課題にも応用できます。
【簡単】
・選択肢を用いる
・Yes/Noで答えられる質問
例:〇〇はありましたか?等
・選択肢を用いる
・Yes/Noで答えられる質問
例:〇〇はありましたか?等
【難しい】
・「だれが」「いくつ」「なにを」などの具体的な内容を答える質問
例:絵の中に何人いましたか?
右側の人は何を持っていましたか?
犬を連れていたのは誰ですか?
③再想起までの時間
絵を見た後すぐに確認する場合や、別の課題をやってから再度想起する場合など、思い出すまでの時間を調整することで、難易度を調整できます。

難易度調整がしやすい分、患者さんに合わせたレベル設定が大切です!


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