選択書称課題(6語/漢字・ひらがな)

失語症課題

◎内容

・名詞絵に合う単語を語群(6語)から選び、書き写すマッチングの書字課題です

・漢字/ひらがな どちらも対応しています

まずは選択書称4語がクリアできるか確認してからこちらの選択書称6語へ進もう!このプリントを使用するのは重度の方が多いと思うので、ヒント案などを参考に患者さまの機能や様子に配慮しながら実施できるといいね!

プリントはこちらから↓

ひらがな

漢字

◎目的

・名詞絵に合う単語を想起する語彙選択~出力語彙辞書の改善を図る

・名詞のバリエーションを増やす

・選択した語の音読を行い、音声表出の改善を図る

・書字能力の改善を図る

◎対象

・失語タイプを問わない重度失語症者

選択書称4語プリントでは物足りなくなった方

◎具体的な使用方法(一例ですので状況に応じて変更してください)

①名詞絵を見て、その名前を想起するように促す(※難しい場合は②から)

②語群から、絵に合う単語を選択する(※誤っていた場合、自己修正をするよう促す。正答に至らない場合はヒントも併用する。)

③選んだ単語を名詞絵の横の欄へ写字をする

④書字が終わったら音読をする

書字が難しい場合は選択肢を切って使うとGOOD!

◎注意点

・語群が上部に書かれているため、始めに選択肢を見てから次にその単語に合った名詞絵を選択してしまうかもしれませんが、理解課題としてではなく絵→語彙を想起する表出向けの訓練なので、先に名詞絵を見てから単語を選ぶようにすると良いでしょう

◎難易度調整・ヒントの出し方案

①単語が選択できない場合

・名詞絵の意味的な説明をする/語群の単語をひとつずつ音読して聞かせる/介助者が名詞絵の名前を呼称して聞かせる/選択肢を減らす

②音読ができない場合

・語頭音ヒントを与える(難しければ2音目以降もヒントとする)/復唱や斉唱を実施する(口の形を見せながら一緒に)

③書字が難しい場合

・上記の様に選択肢を切って、置くだけの形で使用する/語群と記入欄に距離があると写字の難易度が上がるので、切った選択肢を記入欄の横に置いて提示する/分かち書きを行う(始めの数画を介助で書くこと)

◎応用使用例

①聴覚的理解課題として使用…名詞絵を見せ介助者が口頭指示した単語を選択する

②読解課題として使用…選択肢をひとつずつ提示し、示した単語を選択する

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