言語聴覚士(ST)が転職するときに確認したい6つのポイント|求人票だけでは分からないこと

転職

🌟印刷して使える各種教材をnoteで販売中🌟

詳細はこちら▼

印刷してすぐ使える教材プリント noteはこちら

転職先を探していると、まず目に入るのは給与や年間休日、勤務時間などの条件ではないでしょうか。

もちろん、どれも大切です。

でも、実際にSTとして働くことを考えると、
求人票に書かれている条件だけでは分からないことがたくさんあります。

例えば、

「単位数のノルマはある?訓練以外の仕事をする時間は取れる?」

「年間休日は多くても、自分が休みたい日に休める?」

「STの在籍人数にかかわらず、困ったときに相談できる環境はある?」

同じような条件に見えても、実際の働きやすさは職場によってかなり違います。

私自身、実際に転職活動を始めてみると、
「転職先って、何を確認すればいいんだろう?」と迷うことがありました。

改めて調べてみると、求人票を見るだけでは分からないポイントもたくさんあります。

今回は、言語聴覚士が転職先を選ぶときに確認しておきたいポイントを6つ紹介します。

①実際に担当する仕事内容・分野

まず確認したいのが、入職後に自分が何を担当することになるのかです。

「言語聴覚士募集」と書かれていても、仕事内容は職場によってかなり違います。

例えば、

  • 主にどんな疾患・対象者が多いか
  • 病棟や外来などを兼務することはあるか
  • リハビリ以外に送迎や生活支援などの業務があるか
  • 1人で何人くらい担当するのか

特に複数の分野を扱っている職場では、
「入職したら実際にどこに配属されるのか」まで確認しておきたいところです。

例えば、成人領域が中心の職場でも、小児を受け入れている病院などもあります。
小児の経験がなく、今後も希望していない場合に、入職後いきなり担当することになったら困りますよね。

「新卒はまず特定の部署から」「中途採用は経験に応じて配属」など、職場によって決まりがある場合もあります。

求人票の仕事内容だけで判断せず、自分が入職した場合に何を担当する可能性があるのかを確認することが大切です。

②給与は「今いくら」だけで見ない

転職となれば、やっぱり給与は気になります。

基本給や月給だけでなく、

  • 昇給の実績
  • 賞与の直近の支給実績
  • 残業時間と残業代
  • 資格・住宅・通勤などの各種手当

も確認しておきたいところです。

特に私が気になるのが、昇給です。

転職時の給与だけでなく、「数年後にどのくらい上がっていくのか」まで見ておきたいと思っています。

STの給料や昇給については、「言語聴覚士(ST)の給料は安い?現役STが感じるリアルな給料事情」でも詳しくまとめています。

可能であれば、同じくらいの経験年数のスタッフがどの程度の給与になのかも参考になりそうです。

ただ、昇給や実際の賞与、残業などは、求人票だけでは分からなかったり、面接で直接聞きにくかったりする部分でもあります。

こうした情報をどう確認するかについては、後ほど触れます。

③単位数だけでなく「訓練以外の時間」も確認する

病院や施設で働くSTなら、1日の目標単位数やノルマも気になるところです。

私自身、1日20単位を超えるスケジュールで働いた経験があります。

そのときによく思っていたのが、

「……じゃあ、いつカルテや書類を書くの?」

ということでした。

STの仕事は、患者さんと訓練して終わりではありません。

カルテ、サマリー、カンファレンス、教材や資料の準備、委員会など、訓練以外にも仕事はたくさんあります。

だからこそ、単純に「1日○単位だから忙しい・忙しくない」とは判断できません。

確認したいのは、

「訓練以外の仕事を、勤務時間のどこで行っているのか?」

ということです。

勉強会に限らず、勤務時間外に参加が必要な業務や活動がどの程度あるのかも確認しておきたいところです。

勤務時間外の予定が多い職場は、生活との両立に影響します。

単位数そのものではなく、1日の仕事全体を見て、残業ありきのスケジュールになっていないかを確認したいです。

④年間休日より「実際にどう休めるか」

求人票でよく見るのが、

「年間休日○日」

という数字です。

もちろん休日数も大切ですが、
「何日休めるか」だけではなく「どう休めるか」もかなり重要です。

例えば、

  • 有休の日数や実際の取得状況
  • 希望休は月に何日出せるか
  • 土日祝の勤務はどのくらいあるか
  • 連休は取りやすいのか
  • 急な欠勤が出た場合のフォロー体制

など。

希望休を出しやすく連休も取りやすい職場と、自分の希望では休みにくい職場では、働きやすさは違います。

子育て中であれば、土日祝は固定で休めるか、子どもの体調不良などによる急なお休みに対応できるかも気になるところです。

自分の生活と実際の勤務を重ねて考えてみることが大切だと思います。

⑤STの人数より「相談できる環境か」

STが何人在籍しているかも、求人を見るときに気になるポイントです。

ただ、私は人数だけでは働きやすさは判断できないと思っています。

一人職場なら、自分の考えで動きやすいというメリットがある一方で、相談できる相手がいなかったり、休みを取りにくかったりすることも考えられます。

反対に、STが複数人いれば必ず安心というわけでもありません。

だからこそ確認したいのは、

  • どのくらいの経験年数のSTがいるのか
  • 困った症例があったときに相談できる人はいるのか
  • 中途入職者への教育やフォローはあるか
  • 他職種と相談・連携しやすい環境か

といった部分です。

特に、これまで経験したことのない分野へ転職する場合は、「分からないときに誰に聞けるのか」まで確認しておくと安心だと思います。

⑥人間関係は、正直入ってみないと分からない

転職先の人間関係は、当然気になるところです。

ただ、これは

一度面接や見学に行っただけでは分からないことも多い

と思います。

どんな職場でも自分と合わない人がいる可能性はあります。

そのため「人間関係の良い職場を見抜こう!」と考えるより、
入職前に分かる範囲で情報を集めるくらいが現実的です。

職場を見学できるのであれば、ST同士や他職種とのやり取りを見たり、
勤続年数や離職状況などを参考にしたりするのも一つです。

ただし、短時間で見た印象だけで判断しすぎないことも大切だと思います。

自分にとって「譲れない条件」も整理しておく

ここまで6つ挙げましたが、人によって大切にしたい条件は違います。

ほかにも、変則勤務の有無、副業の可否、社会保険や福利厚生、健康診断、通勤・住宅手当などが職場選びの決め手になる人もいると思います。

私自身、実際に求人を見て感じたのは、
自分の条件が整理できていないと、「結局どこが自分に合っているのか分からない」ということです。

条件を「絶対に譲れない」「できれば叶えたい」「優先度は低い」と分けておくと、求人を比較しやすくなります。

自分にとって何を優先するのかを先に決めておくことが、転職先選びで大切なことだと感じています。

求人票だけでは分からないことは、どう確認する?

ここまで読んで、

「でも、そんな情報どうやって確認するの?」

と思った方もいるかもしれません。

給与や勤務時間などは求人票である程度確認できます。

一方で、実際の残業時間、有休や希望休の取りやすさ、昇給や賞与の実績などは、求人票だけではなかなか分かりません。

面接や職場見学で確認できることもありますが、
これから採用してもらうかもしれない職場には直接聞きにくいこともありますよね。

そんなときは、転職エージェントを通して情報を集める方法もあります。

担当者が把握している職場の情報を聞いたり、
自分では聞きにくい条件について確認してもらったりできる場合があります。

私自身も現在、ST向けの転職エージェントに実際に登録して、
求人票だけでは分からないことも含めて情報収集や相談をしています。

このあたりは、実際に利用して分かったことが増えてから、改めてまとめたいと思っています。

まとめ

転職先を選ぶときは、給与や年間休日など求人票に書かれている条件だけでなく、
「実際にここで働いたらどうなる?」と一段深く考えてみることが大切です。

すべてが理想どおりの職場はなかなかありません。

だからこそ、自分にとって譲れない条件を整理して、求人票だけでは分からないこともできるだけ情報収集しておきたいところです。

せっかく転職するなら、「前の職場の方がよかったかも……」とならないためにも
気になることは入職前にできるだけ確認して、自分に合った職場を探していきたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました